1962
〈具体美術協会〉の主要メンバーであり、早くから国際的にも高い評価を得ていた白髪一雄は、学生時代には日本画を専攻していたが、卒業後は洋画に転向した。岩絵具に制約を感じ、油絵具の持つ色彩の輝き、とりわけ「流動性」に魅かれたからである。油絵具のダイナミックな流動感を出すために、最初はパレットナイフで絵具を塗りつけていたが、それが素手にとって代わり、最終的には素足を使って絵を描いた。1954年、いわゆる「フット・ペインティング」の誕生である。床に特大のカンヴァスを広げ、天井から下がったロープに掴まり足で絵具の上を滑ってゆく。描くという行為そのものの軌跡が、明確に画面の上に残されるという点において、日本におけるアクション・ペインティングの典型とされてきた。具体が解散した後、多くの作家がそれまでと違った新たな表現を模索した中で、白髪は「アクション・ペインティングこそ自分の芸術表現と信じて疑わず」、一筋にこの手法で制作を続けている。本作品のタイトルは、白髪が好んだ『水滸伝』の英雄の名前。
1924-2008
| ジャンル | 絵画 |
|---|---|
| 材質・技法 | 油彩/カンヴァス |
| 寸法 | 181×276cm |
| 受入年度 | 1978 |
| 受入区分 | 購入 |
| 作品/資料番号 | 1975-00-0246-000 |
| Title | The Second (Tenkosei-Roshi: A Hero of a Chinese Romance) |
|---|---|
| Genre | Paintings |
| Material/technique | Oil on canvas |
| Dimensions | 181×276cm |
| Acquisition date | 1978 |
| Accession number | 1975-00-0246-000 |
| 開催年 | 展覧会名 | 開催場所 | 開催期間 |
|---|---|---|---|
| 1984 | 元永定正・白髪一雄展 | 和歌山県立近代美術館 | 1984.7.7-7.29 |
| 1986 | 日本現代美術展 | 台北市立美術館 | 1986.5.11-6.25 |
| 1995-96 | 常設展 現代美術の流れ | 東京都現代美術館 | 1995.3.19-5.7/1995.5.9-7.2/1995.7.8-8.27/1995.8.29-10.22/1995.10.28-1996.1.21/1996.1.23-3.3/1996.3.16-5.12 |
| 1996.5.14-9.1/1997.7.12-10.26/1997.10.28-1998.2.15/1998.2.28-5.17/1998.5.19-7.12/1999.2.27-6.13/2001.3.10-6.24/2001.7.7-9.16 | |||
| 2002 | 現代美術の体験 | 坂本善三美術館 | 2002.6.20-9.1 |
| 2003-2004 | 常設展 日本の美術、世界の美術一この50年の歩み | 東京都現代美術館 | 2003.4.1-6.1/2003.6.3-9.7/2004.1.6-3.28/2004.4.10-6.27/2004.7.15-9.26/2004.9.28-12.12/2005.4.16-6.26 |
| 2011-12 | MOTコレクション 布に何が起こったか|1950-60年代の絵画を中心に 木の時間、石の時間 特集展示|浅井裕介 | 東京都現代美術館 | 2011.10.29-2012.1.15 |
| 2014-15 | 東京アートミーティング(第5回) 新たな系譜学をもとめて 跳躍/痕跡/身体 | 東京都現代美術館 | 2014.9.27-2015.1.4 |
| 2016 | MOTコレクション コレクション・オンゴーイング | 東京都現代美術館 | 2016.3.5-5.29 |
| 2019 | 東京都現代美術館リニューアル・オープン展企画展百年の編み手たちー流動する日本の近現代美術 | 東京都現代美術館 | 2019.3.29-6.16 |
| 2020 | 白髪一雄 Kazuo Shiraga a retrospective | 東京オペラシティアートギャラリー | 2020.1.11-3.22 |
| 2022-23 | 時を超えるイヴ・クラインの想像力 不確かさと非物質的なるもの | 金沢21世紀美術館 | 2022.10.1-2023.3.5 |