1965
六つの半球がこちら側に突き出て並んでいる。その表面はまわりの風景を映し出し、半球に近づいていくとそこに6人の自分が現れる。そこは、アルミ製の鏡の世界。普通の鏡と違い、凹凸のあるゆがんだ表面がいたずらをする。鏡の中でまわりの世界が伸びたり、縮んだりし、それを見ている自分の顔も細くなったり、太くなったりする。多田美波の作品は、アルミやステンレス、ガラスなどを使ったものが多く、屋外に置かれると、空の青さや木々の緑などまわりの環境を映し出す。こうした素材による立体作品は、現代建築の生み出す空間にふさわしい存在として発展し、いまでは、高層ビルの吹き抜けや広場の水辺などに多く見られるようになった。この作品は、建築の照明デザインや壁面装飾なども手がけている多田美波の初期作品のひとつであり、その後の彼女の出発点と考えられる。光を反射し、環境を反映することによって存在する作品であり、光や鏡の世界という非物質的な要素を彫刻に取り込んだ先駆的な例である。(Y.S.)
1924-2014
| ジャンル | 彫刻・インスタレーションほか |
|---|---|
| 材質・技法 | アクリル樹脂、アルミ、鉄 |
| 寸法 | 201×305×50cm |
| 受入年度 | 1987 |
| 受入区分 | 寄贈 |
| 作品/資料番号 | 1975-00-4086-000 |
| 寄贈者名等 | 作家寄贈 |
| Title | Frequency 37306505 |
|---|---|
| Genre | Sculptures,installations |
| Material/technique | Acrylic resin, vaporific coating, aluminum, steel |
| Dimensions | 201×305×50cm |
| Acquisition date | 1987 |
| Accession number | 1975-00-4086-000 |
| Name of Donor etc. | Gift of the Artist |
| 開催年 | 展覧会名 | 開催場所 | 開催期間 |
|---|---|---|---|
| 1991 | 多田美波 光の迷宮 | 三重県立美術館/渋谷区立松濤美術館 | 1991.8.3-9.8/1991.11.26-1992.1.26 |
| 1995-96 | 常設展 現代美術の流れ | 東京都現代美術館 | 1995.5.9-7.2/1995.7.8-8.27/1995.8.29-10.22/1995.10.28-1996.1.21 |
| 1996 | 日本の美術―よみがえる1964年 | 東京都現代美術館 | 1996.1.13-3.24 |
| 1996 | 戦後美術の展開―1960年前後の動向― 戦後の美術 1960年のアヴァン・ギャルド | 倉敷市立美術館 | 1996.4.20-5.26 |
| 2000 | 常設展 日本の美術、世界の美術一この50年の歩み | 東京都現代美術館 | 2000.2.26-5.28/2000.6.17-8.13/2000.8.15-11.12/2000.11.14-2001.2.18 |
| 2004 | こどもとおとなの美術入門「まる。」 | 群馬県立近代美術館 | 2004.7.10-9.5 |
| 2009 | 開館40周年記念 多田美波展 ―光を集める人― | 箱根彫刻の森美術館 | 2009.10.3-12.6 |
| 2013 | 私たちは越えていく 女性アーティスト展 | 高岡市美術館 | 2013.6.15-7.15 |
| 2019 | 東京都現代美術館リニューアル・オープン展企画展百年の編み手たちー流動する日本の近現代美術 | 東京都現代美術館 | 2019.3.29-6.16 |
| 2022-23 | MOTコレクション コレクションを巻き戻す2nd | 東京都現代美術館 | 2022.7.16-10.16/2022.11.3-2023.2.19 |
| 2024 | MOTコレクション 歩く、赴く、移動する―1923→2020/Eye to Eye—見ること | 東京都現代美術館 | 2024.4.6-2024.7.7 |
| 2024 | MOTコレクション 竹林之七姸/特別展示 野村和弘/Eye to Eye—見ること | 東京都現代美術館 | 2024.8.3-11.10 |
澤田 政廣
1965
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靉嘔
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1965
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1965(プリント2011年)
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1965